3/17 OSEKKAI salon活動報告レポート

3月17日にPiOPARKの特別会議スペースにてOSEKKAI salonを開催しました。その日の様子をご報告いたします。

今回の参加者は15名。この日はオブザーバーとして、大田区出身の陸上競技選手・熊谷遥未さんにもご参加いただき、プレゼンも行っていただきました。

多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、それぞれの視点や経験を共有することで、今回もまた新たな気づきやつながりが生まれる時間となりました。

 

熊谷遥未さんによるプレゼンテーション

この日の最初は大田区出身の陸上競技選手・熊谷遥未さんにご登壇いただきました。法政大学を卒業後、現在は青森県競技力向上対策本部に所属し、東京を拠点に活動されています。専門は400m。2024年・2026年のJOCオリンピック強化指定選手として、さらなる飛躍が期待されるアスリートです。

 

これまでの歩み

熊谷さんが陸上を始めたのは中学生の頃。高校時代には全国大会に出場するなど着実に実績を積み重ねてきました。

大学入学後は思うように結果が出ない時期もありましたが、地道なフィジカルトレーニングで身体づくりに向き合い、競技力を底上げ。
その後400mへ転向し、全日本インカレで8位入賞、さらに翌年の日本選手権でも初出場ながら8位に入るなど、大きな飛躍を遂げました。

大学卒業後は、青森県競技力向上対策本部のアスリートとして新たな環境で競技を続けています。「好きだから続けてきた陸上が、仕事としてお金をいただく立場になり、悩むことも増えた」と、競技者としてのリアルな葛藤についても語られました。

 

バセドウ病との闘い

熊谷さんの競技人生に大きな影響を与えたのが、バセドウ病との闘いです。

高校1年生のときに発症し、最も大切な時期に競技を中断せざるを得ない状況に。大学3年生まで約6年間にわたり、薬の副作用や体調の変化と向き合いながら競技を続けてきました。

「走れない時期があったからこそ、走れることの喜びと感謝を誰よりも感じられるようになった」という言葉が印象的でした。

さらに社会人1年目の2024年には再発。順調に見えていたタイミングでの出来事に、大きな葛藤と向き合うことになります。再び長期休養を決断する中で、「このまま走れなくなるかもしれない」という恐怖や悔しさを感じながらも、自分と向き合う時間を過ごしました。

その中で改めて「陸上が好き」「日本代表になりたい」という想いを再確認。2025年には見事に復帰し、日本選手権8位入賞、自己ベスト更新という結果につなげています。

 

今後の挑戦と描く未来

今後の目標は、日本代表としてのメダル獲得、世界陸上出場、そしてロサンゼルス五輪出場。競技面でのさらなる高みを目指し、日々トレーニングに励まれています。

また、単身で海外に渡りトレーニングを行った経験から、競技を楽しむ文化や選手同士のリスペクトなど、日本とは異なる価値観に触れたことで視野が大きく広がったといいます。

現在は競技と並行して、社会貢献への想いも強く持たれています。闘病中にオリンピック選手の特集を見て勇気をもらった経験から、「自分も誰かの背中を押せる存在になりたい」という想いが芽生えました。

その一環として、陸上ポータルサイト「リクゲキ」を運営。現役アスリートならではの視点で、競技の魅力を発信し、選手とファンをつなぐ取り組みを行っています。

将来的には、トップ選手だけでなく、すべての競技者が主役になれる舞台づくりや、他分野とのコラボイベントの実施、さらにはアスリートのキャリア支援など、競技者が安心して挑戦し続けられる環境づくりを目指していきたいと語ってくださいました。

プレゼン後には、OSEKKAI salonメンバーから多くの質問やアドバイスが寄せられました。競技者としての体づくりやセカンドキャリアについての問いに加え、ポータルサイト運営やイベント企画についての具体的な意見も活発に交わされます。

中でも、バイクレーサーとして活動しながら普及イベントやパーツ開発にも取り組む岡谷さんからは、競技と事業を両立する視点での実践的なアドバイスが送られていました。

アスリートとしての挑戦と、その先にある社会への価値提供。熊谷さんのこれからの歩みに、多くのメンバーが刺激を受ける時間となりました。

 

小池さんの「フィジーク大会参加レポート」

3月8日に開催されたフィジーク大会に、OSEKKAI salonメンバーの小池さんが出場されました。今回は、その挑戦の様子についてご紹介いただきました。フィジークとは、鍛え上げた身体を競うフィットネス競技の一つで、単に筋肉量だけでなく、ポージングや髪型、パンツなども含め、全体としてどれだけ美しく見せられるかが評価されます。

小池さんが本格的に身体づくりを始めたのは、2024年の秋頃。日々のトレーニングに加え、OSEKKAI salonメンバーとも毎月合同トレーニング会を実施し、継続的に体を鍛えてきました。

「頑張れば頑張るほど結果が出るのが楽しかった」と語るように、努力が目に見える形で積み重なっていく過程そのものが、大きなモチベーションになっていたようです。

この挑戦を通じて得られたのは、身体の変化だけではありませんでした。「少し元気になったし、自分に自信がついた」と話す小池さん。トレーニングを通じて精神面でも前向きな変化が生まれ、さらに社員とのコミュニケーションのきっかけにもつながったとのことです。

大会の結果としては、順位だけを見ると決して満足のいくものではなかったそうです。それでも、「またリベンジしたい」という言葉からは、すでに次の挑戦への意欲が感じられました。

OSEKKAI salonメンバーからも、つらいトレーニングや食事管理を乗り越えた小池さんに対しても称賛の嵐。OSEKKAI salonメンバーからも、つらいトレーニングや食事管理を乗り越えた小池さんに対しても称賛の嵐。「どうやってモチベーションを維持したのか」「仕事とトレーニングをどう両立していたのか」といった具体的な質問も多く飛び交い、挑戦の裏側にあるリアルな工夫や考え方が共有される時間となりました。

 

OSEKKAIアワードの告知

先月に引き続き、OSEKKAI salonアワードについての共有が行われました。今年は6月に発表・投票、7月に受賞者発表予定です。

OSEKKAIアワードとは、OSEKKAI salonで進行しているプロジェクト、そしてこれから新たに始まるプロジェクトについて、その内容や意義を発表し合い、メンバー同士で「特に素晴らしかった」と感じたプロジェクトに投票するイベント。年間グランプリをはじめとした各賞を決定し、互いの挑戦を称え合う場です。

現在活動が行われているプロジェクトの確認や、これからプロジェクトを行おうとしている方がいるかの確認が行われました。中には、これから新たにプロダクトを生み出していくのでプロジェクト化したい、といった構想のお話も伺えました。

発表まであと数か月、今年はどんなプロジェクトが受賞するのか今から非常に楽しみです。