OSEKKAIアワード エントリーNo,3 「潜在保育士救済PJ」

潜在保育士救済PJは、佐々木心さんが推進しているプロジェクトです。

保育士として働いた経験を持ちながらも、現在は現場を離れている「潜在保育士」は全国に多く存在しています。佐々木さんは、そうした人たちの経験や知識が社会の中で十分に活かされていないことに課題を感じていました。

前回の発表以降、佐々木さんは「やりたいこと」「できること」「求められること」の3つを整理し、その重なる部分から事業を形にしていくことを考えたそうです。その中で、当初から掲げている「潜在保育士を支援したい」という想いは変えずに、まずは今できることから取り組む方向へ舵を切りました。

 

プロジェクト概要

本プロジェクトは、将来的に潜在保育士が活躍できる仕組みづくりを目指しながら、まずは実績づくりと事業基盤の構築に取り組むプロジェクトです。

メンターからは「まずは動いてみることが大切」というアドバイスを受け、佐々木さんは実際に行動を開始しました。まず、似たような活動をしている方を見つけてセミナーへ参加し、その内容を分析しながら自分なりの方向性を模索しました。

さらに、こころ保育園グループから依頼を受け、保育士向けのInstagram・SNS研修を実施しました。研修では、採用につながるSNS運用やリール動画の活用方法などを共有し、参加者から高い評価を得ることができたそうです。

また、この活動を通じて新たな発見もありました。本部としては採用強化に力を入れたいと考えている一方、現場の保育士は日々の業務で忙しく、SNS発信まで手が回らないという現実がありました。しかし実際には応募者の多くがSNSを見ており、採用活動において重要な役割を果たしていることも分かったそうです。

発表では、「砂場遊びが楽しい」という発信だけではなく、「なぜ砂場遊びを行うのか」「子どもにどのような成長があるのか」といった保育の価値そのものを伝える発信が大切だというお話もありました。

 

今後の展望

今後は、保育業界に限定せず「子ども」に関わる分野へ活動の幅を広げながら実績を積み重ねていく予定です。また、自身の経験を体系化し、「保育SNSの教科書」として情報発信を行うことも目標に掲げています。

さらに将来的には、潜在保育士のキャリア支援にも取り組みたいと考えています。保育士向けの勉強会や相談会を開催し、保育士としての経験を新たな価値へ変える場づくりを目指しているそうです。ただし、佐々木さん自身はキャリア支援の分野について「まだ苦手意識がある」と率直に話しており、今後はOSEKKAI salonメンバーの力も借りながら挑戦していきたいとのことでした。

質疑応答では、メンター寺西から「実際に動いてみたことが良かった。」とコメントがありました。実際に行動したことで新たな発見や課題が見つかり、プロジェクトの方向性もより明確になったように感じます。保育士の経験を新しい力へ変える場所をつくるという大きな目標に向けて、今後の活動にも注目です。