ベンチャーフレンドリー&モノテンプロジェクトは、安久工機株式会社の田中宙さんが中心となって推進しているプロジェクトです。
大田区は「モノづくりのまち」として全国的に知られていますが、実際には「どの企業に相談すればよいかわからない」「どの企業がどのような技術や実績を持っているのかわからない」といった課題があります。特に新しい製品開発に挑戦するスタートアップやベンチャー企業にとって、最適なパートナーを見つけることは簡単ではありません。
そこで田中さんは、ベンチャー企業とモノづくり企業をつなぐ仕組みをつくり、大田区を「日本一ベンチャーフレンドリーなまち」にすることを目指して、このプロジェクトを立ち上げました。キーワードは「可視化」です。
プロジェクト概要
ベンチャーフレンドリー&モノテンプロジェクトは、ベンチャー企業とモノづくり企業のマッチングを促進するためのプラットフォーム構築を目指すプロジェクトです。
ベンチャー企業は常に新しいプロダクト開発に挑戦していますが、自社の課題を解決できる技術や経験を持つ企業を探すための情報が不足しています。一方で、大田区には高い技術力を持つ企業が数多く存在するものの、その強みや実績が十分に可視化されていません。そこで本プロジェクトでは、「誰がベンチャーフレンドリーなのか」「何ができるのか」を見える化し、最適なマッチングを実現する仕組みづくりを進めています。
現在は一般社団法人ベンチャーフレンドリープロジェクトの設立を進めながら、株式会社モノテンによるマッチングプラットフォームの開発を構想しています。開発事例や技術実績をデータベース化し、ベンチャー企業とモノづくり企業がつながりやすい環境を整備することで、新たなイノベーションの創出を目指しています。

今後の展望
今後は、ベンチャーフレンドリーな企業や開発事例をさらに集めながら、データベースの充実とコミュニティ形成を進めていく予定です。田中さんは、大田区をはじめとするモノづくり企業の実績を蓄積し、将来的には膨大な数の案件や事例が集まるプラットフォームへ成長させたいと考えています。
また、モノテンでは一般的なマッチングサービスのように成約時のロイヤリティを徴収するのではなく、ベンチャー企業とモノづくり企業をつなぐ仲介者の存在を重視しています。アクセラレーターやインキュベーターなど、スタートアップを支援する人々に活用してもらうことで価値を生み出していく構想です。
一方で、この構想を実現するためには、データベースの構築やシステム開発、運営体制の整備など、多くの費用や人的リソースが必要になるという課題もあります。参加したOSEKKAI salonメンバーからも「非常に面白い構想だが、どのように事業として継続させるのか」という視点での意見が寄せられていました。
今後は、ベンチャー企業やモノづくり企業、支援機関など多くの関係者を巻き込みながら、持続可能な運営モデルの確立にも取り組んでいく予定です。大田区の技術力やネットワークを可視化し、新たな価値創出につなげるこのプロジェクトが、今後どのように発展していくのか注目です。


