高校生が起業家へ!若き経営者を育てる「探究サロン」を開催

第2回探究サロンレポート

2024年3月26日に第2回探究サロンが開催されたのでその様子をご紹介したいと思います。

探究サロンとは、大田区の高校と連動し、経営者を目指す・経営者に興味がある高校生を対象にOSEKKAI salonの経営者が講演や交流会を行ったり、1年を通してディスカッションやグループワークを行い、1年後に集大成として本気のビジネスピッチコンテストを行う、というプロジェクトです。

OSEKKAI salon 探究サロン

 

第1回探究サロンの様子

初回となったこの日は、経営に興味がある約20名もの高校生が目を輝かせながら参加してくれました。また経営者×高校生というプロジェクトに注目されている他校の先生や区の関係者の方も多くいらっしゃいました。

OSEKKAI salon 探究サロン 見学者

前半では現役経営者であるBUKLE COFFEEの石山さんの講演が行われました。経営者になった経緯や未来の経営者へのメッセージを、高校生たちは真剣な眼差しで聞いていました。学生からの質問では、海外での信頼関係の構築方法や海外で仕事をするには、といった石山さんならではの経験に対する質問が出てきていました。

OSEKKAI salon 探究サロン 石山さん講演

後半では4つのグループに分かれて、ビジネスアイディアを出し合うディスカッションを行いました。なかなかアイディアは出にくいのではないか、と心配する声もありましたが、各グループ高校生ながら様々なアイディアが飛び出していたのが、印象的で驚きました。

OSEKKAI salon 探究サロン ディスカッション

自分の好きなこと・興味のあることをビジネスにするアイディアや、社会の課題を解決するビジネス、といった様々な視点からのアイディアが出てきていました。中には大人では思いつきにくい高校生ならではのアイディアや、既に具体的に将来行いたいと思っているアイディアも出てきていました。

4グループ中3グループが福祉や介護に関するビジネスの話が挙がっている点も印象的でした。現状の福祉や介護の制度や仕組みに課題があり、彼らが大人になるとそれらの課題に直面してしまうので、それらをどのように解決するか、どうビジネスにするかを考えている様子でした。

 

これからの探究サロン

OSEKKAI salonで以前から計画されていた「探究サロン」がついにスタートしました。

OSEKKAI salon 探究サロン

今回の探究サロンはまだ初回でしたが、高校生の経営に対する関心を持っている様子や、ディスカッションで意見を出し合う様子を見て、彼らがこれから成長していく様子が非常に楽しみだと感じました。現役の経営者や同じ目標を持つ仲間たちと、ビジネスや経営について学んで将来に活かしてもらえたら幸いです。

今回は他校の先生方も見学にいらっしゃっていました。この活動が大田区だけではなく、ゆくゆくは全国に広がって、ビジネスや経営に興味のある高校生をサポートする環境が整っていってほしいと思います。

OSEKKAI salon 探究サロン ディスカッション