6/18OSEKKAI salon活動報告

こんにちは!OSEKKAI salon事務局の渋谷です。

今回は6/18に開催されたOSEKKAI salonの活動の様子をご報告いたします。この日は生憎の大雨となってしまいましたが、16名のサロンメンバーが集まりサロンが開催されました。この日は新たなプロジェクトの創出のための意見交換や、OSEKKAI salon初の外部講師の方をお招きしてのセミナーと非常に有意義で刺激的な会となりました。

 

OSEKKAI salonアワード&レビューへ向けたプロジェクトの創出

昨年、OSEKKAI salonで生まれた素晴らしいプロジェクトに対して贈られる「アワード」と、最もOSEKKAIだった人に贈られる「レビュー」の表彰があり、好評だったため今年も実施する予定があります。

アワード&レビューへ向け、新たなプロジェクトを生み出すための議論が行われました。

 

永和産業の田中さんのプロジェクト

今年OSEKKAI salonに入会した永和産業の田中恵一郎さんは、渡辺精機の渡辺さん、小池製作所さんの小池さんと共に、新たなプロジェクトを生み出そうと既に声を掛け合っているそうです。皆さん2024年に入会したメンバーで、先代から会社を引き継いだ又は引き継ぐ予定という共通点があり、3名らしいプロジェクトを創出するためのディスカッションを行っているとのことでした。

3名共BtoBの事業がメインでありBtoCにのノウハウを知りたいという悩みに対して、KiKiでBtoC事業を行っている高木さんから、ご自身の経験やブランディングのノウハウを共有可能とのお話がありました。高木さんの方でも現在、田中さんとの親和性が高そうな新製品を開発しており、ここでもコラボレーションが生まれるかもしれないと話が盛り上がりました。

まだ具体的なプロジェクトの内容を検討中の田中さんへ対し、メンター山下から「何を為したいのか、どうなっていきたいのか」というプロジェクトの軸となる考え方のアドバイスがありました。またメンター山下からは、一緒に考えていこう、と心強くOSEKKAIらしい言葉が送られて」いました。田中さん、渡辺さん、小池さんがどのようなプロジェクトを生み出し推進していくのか、今後に期待です。

 

スズキハイテックの鈴木さんのプロジェクト

スズキハイテックの鈴木さんは20代ながら、将来会社を継ぐことを志し、OSEKKAI salonでは先輩経営者の皆さんから様々なことを学んでいます。

今年創業110周年を迎えるスズキハイテックを150年、200年まで続けていきたいという鈴木さんへ、メンター山下からは、先代の考えに加え自分なりに会社をどうしていきたいのか、そのためには何をしなければならないのかを考えることが重要だというアドバイスが送られました。歴史のある企業を継ぐために鈴木さんが今後何をなさるのか、今後プロジェクトに発展していくかもしれません。

 

くわはら接骨院の桑原さんのプロジェクト

くわはら接骨院を営む桑原さんは9月頃に、村上さんが経営する豊和工業のスペースをお借りして産後ヨガのイベントを開催する予定で、現在準備を進めているそうです。すぐにプロジェクト化するわけではありませんが、OSEKKAI salonのメンバー同士が協力して1つのイベントを作り上げています。ヨガのイベントを開催した後、これがプロジェクト化するのを、楽しみにしております。

また桑原さんはご自身の接骨院で、今後人材を採用していきたいと考えているそうですが、採用や面接の経験がないという悩みを抱えているそうです。そこで小池製作所の小池さんが来院した際には、採用の進め方についてアドバイスをいただいたり、場合によっては小池さんが面接に参加していただくことになるかもしれない、とのことでした。

 

四季の風総合法律事務所の関根さんのプロジェクト

四季の風総合法律事務所に所属する弁護士である関根さんは、弁護士の業務の1つである斡旋制度を企業への新サービスとして検討しているとお話いただきました。斡旋とは、トラブルが起きた当事者間の間に中立な立場として弁護士が入り話し合いで解決する、という制度です。

経営者からの皆さんからは、弁護士にこのような仕事がらうことを知らない人が多いのでまず知ってもらう必要がある、争いを収めることも重要だがそもそも争うが起きないように調整する仕事も需要がありそうだとのアドバイスが送られていました。それを受けて関根さんはまずはどのようなニーズがあるのかを調べ、継続性のある仕事にするにはどうすればいいのか、を調査していくそうです。

またタムラエジアさの田村さんから就業規則が古いので作り直したい、というお話がありました。(2020年に作った就業規則だと言った際には経営者の皆さんから「それで古いの!?」とツッコミが入っていました…!)OSEKKAI salonには関根さんに加え森島さんと2名の弁護士が在籍しているため、これも何かプロジェクトに昇華できるのではないか、と議論が交わされました。

 

安久工機の田中宙さんのベンチャーフレンドリープロジェクト

2021年に安久工機の田中宙さんが発起人として立ち上げたベンチャーフレンドリープロジェクトはハードウェアベンチャーのモノづくりプロジェクトを支援し、大田を日本一ベンチャーフレンドリーなコミュニティなモノづくりの聖地にしよう、という取組です。

ベンチャーフレンドリープロジェクトを更に発展させるための、現在直面している課題や、田中宙さんが現在思い描いている今後の構想について熱く語ってくださいました。OSEKKAI salonでもベンチャーフレンドリープロジェクトに共感するメンバーは非常に多く、OSEKKAI salonでチームを構築しプロジェクトを推進していくこともあるかもしれません。

 

株式会社think shiftの浅野 泰生さんによる経営セミナー

株式会社think shiftの代表取締役 浅野 泰生さんによる、「経営者の軸が会社のカタチをつくる」というテーマで経営セミナーを行っていただきました。浅野さんは株式会社think shiftに加え、会計事務所タックスオフィスthink plusも経営していらっしゃいます。

株式会社think shift:https://think-shift.jp/
タックスオフィスthink plus:https://think-plus.jp/

 

外部の方を招待してセミナーを行っていただくのはOSEKKAI salon初の試みでした。

セミナーの中では、経営者にしかできない「会社の方向性を決めること」の重要性についてお話いただき、そのためには全ての判断の軸となる社長の「コアコンセプト」と、それを元に会社として目指す場所を組織へ提示する「ビジョン」も同様に重要であるというお話をしていだきました。経営者のコアコンセプトやビジョンとは何か、またなぜ必要なのか、という点から丁寧にわかりやすく説明していただきました。

 

OSEKKAI salonにはベテランの経営者や若手の経営者、創業経営者や2代目・3代目の経営者、また将来承継予定の方や経営者を目指す方といった、様々なステージの方がいらっしゃいます。その皆さんが大きく頷きながらペンを走らせたり、腕を組み悩んでいるシーンが見られたのが非常に印象的でした。

 

 

安久工機さんが人工心臓の監修した『ディア・ファミリー』が公開されました!

心臓疾患抱えた娘のために、町工場の男性が人工心臓の製作する、といったテーマの映画『ディア・ファミリー』がついに公開されました。この映画のメインテーマである人工心臓の監修・機材提供を安久工機さんが行っています。ディア・ファミリーをこれからご覧になる方は、ぜひ安久工機さんが監修した当時の人工心臓や開発の様子にも注目してみてください。また映画のパンフレットには安久工機さんの社長のインタビューも大々的に掲載されているそうですので、そちらも要チェックです!