第7回探究サロンレポート

 2024年10月2日に第7回目の探究サロンが開催されましたので、その様子をご紹介します。

 探究サロンとは、大田区の高校と連動したプロジェクトで、経営者を目指す・経営者に興味がある高校生を対象に、1年を通して経営やビジネスアイディアに関するディスカッションやグループワークを行い、学ぶ・考える場を提供するというプロジェクトです。

 この日も前回のサロンを受けて触発された高校生たちが自分の考えてきたプラン、アイディアを聞いて欲しいとのことで、開始の一時間前から集まり始めプレゼンテーションや質疑応答を自主的に開催していました。普段接する大人(家族や先生など)とは違った大人に接する機会として、自分の想いをぶつけ、アドバイスや経験談を聞くといったことが楽しそうでありました。

 さて、今回の探究サロンは前回「マーケティング分析」講座の後半部分となりますが、まず始めに前回の宿題である、それぞれの考えるビジネスプランにおける「市場規模・市場の成長性」をイメージしてきた結果の発表がありました。

 その結果発表の流れで、前回に引き続きマーケティング分析の専門家である株式会社think shift(シンクシフト)の浅野泰生氏によって「お客さまの課題を解決して利益を出す」といったテーマで講座の後半戦がスタートしました。

 今回は「どのようにビジネスを大きくするのか?(事業戦略)」「お客様はなぜあなたを選ぶのか?(差別化)」「なぜ利益が出るのか?(マネタイズ)」「お金は持つのか?(資金計画)」など、より具体的にビジネスイメージを考えてみるワークショップを各チームに分かれて行われました。参加者たちはそれぞれの課題を話し合う中で、新しい視点(気づき)や今までの考えに厚みが出たといった効果を体感しているようでした。

 次回はいよいよビジネスアイディアをビジネスモデルに深化させていく段階に進みます。単純なアイディアではなく、事業性があるのか?資金計画はどうするのか?など少しずつ実現に向けての準備(事業計画の作成)を始めていくようです。「想い」から始まったものが今後どのようなビジネスモデルになるのか非常に楽しみです。