12月23日に行われた2024年最後のOSEKKAIsalon活動の様子をご報告いたします。この日は年末の忙しい時期でしたが、14人のメンバーでの開催となりました。この日は11月に行われた一年の集大成となるOSEKKAIアワード受賞プロジェクトの発表に加え、東京商工会議所太田支部青年部、ミドルサロン、OSEKKAIsalonの3団体合同の会も行われ、年末にふさわしい盛り上がりを見せた会となりました。
2024年の振り返りと2025年の抱負
この日はじめに行われたのは、株式会社マックスの正木さんによる気合いが入った「会社見学・工場見学PJ」の発表やディスカッション、、、の予定でしたが、正木さんが体調不良で欠席になってしまったので、急遽予定を変更しメンバーの皆さんに2024年の振り返りや2025年の抱負を語っていただきました。皆さんのビジネスやOSEKKAIsalonでのプロジェクトの振り返り、プライベートについて振り返っている方もいらっしゃいました。
私が特に印象的だった一人目は、今年8月にご自身の法律事務所を立ち上げた森島さんでした。法律事務所を立ち上げたばかりで大変ご多忙な中、弁護士ワンポイントのプロジェクトのプロジェクトも推進しています。今年も精力的に活動してくださいましたが、来年は今年より更にメンバーからも「頑張った」と言われるように周りを巻き込んで進めていくので、期待していてくださいと力強く語ってくださいました。
また8月からメンバーとなったバイクレーサーの岡谷さんも印象的でした。本業のレースももちろん全力で取り組んでいきますが、創業に向けても力を入れていきたい、と思いを語ってくださいました。4月には次のレースも控えていますが、年明けから創業に向けてさらに加速させていくので、OSEKKAIsalonでもたくさんの報告ができそうとのことでした。私も今後の岡谷さんの動向に期待しています。
OSEKKAIsalonとしても2024年は新たなメンバーも加わり多くのプロジェクトが生まれた1年となりました。現在はプロジェクトが31個もあり、今までと比較しても周りを巻き込みながら広がっていく動きも増えてきました。既に多くのプロジェクトが推進していますが、来年もメンター・メンバー共にさらにこの動きを加速させ、ご自身の成長、ビジネスの拡大、地域への貢献をしていきたいと思います。
OSEKKAIアワード・レビューの受賞プロジェクト発表!
11月に開催された、一年の集大成となるOSEKKAIアワードの受賞プロジェクトの発表がありました。OSEKKAIアワードとはOSEKKAIsalonで進行しているプロジェクト・これから新たに始まるプロジェクトについてその内容や意義を発表し、OSEKKAIsalonメンバー同士でどのプロジェクトが特に素晴らしかったかを投票し合い、年間グランプリやその他の受賞者を決めるというイベントです。アワードはプロジェクトに贈られるのに対してレビューはOSEKKAIsalon内で貢献した、OSEKKAIした個人に対して贈られる賞です。
OSEKKAIアワード各賞の受賞プロジェクトは以下となりました。
- グランプリ(同率グランプリ):安久工機新拠点PJ、探究サロンPJ
- さわやか信用金庫賞:安久工機新拠点PJ
- PiO PARK賞:ACP(A Cup of Project)
- PJスタート賞:1位:大豆プロジェクト(仮)、同率2位:OSETTAI salon in MotoGP(下町バイクプロジェクト)、安久工機新拠点PJ
またレビューは同時に4名が受賞する驚きの結果となりました。
- 村上 圭さん(豊和工業株式会社)
- 小池 雄太さん(株式会社小池製作所)
- 森島 崇行さん(森島法律事務所)
- 田中 宙さん(有限会社安久工機)
安久工機の田中宙さんは、グランプリ2つ、さわやか賞、レビューと多数の賞獲得となりました。田中宙さんは新拠点PJや探究サロンPJに加え、今回はエントリーしていなかったベンチャーフレンドリープロジェクトも推進しています。自社のビジネスだけでなく、製造業業界や地域を巻き込んだ活動を精力的に行ってきた田中宙さんに相応しい結果だと感じました。
惜しくも受賞とならなかったプロジェクトも、とても素晴らしい発表ばかりでした。皆さんのプロジェクトの今後の動きにも注目し、来年のアワードでもぜひ発表していただきたいと思います。
表彰の様子は別の記事でも詳しくご紹介しますので、ぜひこちらもご覧ください。
次なるPJやサロンの活動についてのディスカッション
次に行われたのが、今後のプロジェクトや活動についてのディスカッションです。ここではPJスタート賞で最も票を集めた田中恵一郎さんによる「大豆プロジェクト(仮)」に関するディスカッションを中心に行われました。
新たな事業を立ち上げるに当たって、損益分岐点・目標利益・商品の価格の設定の仕方といった課題があり、これらについて先輩経営者の皆さんからアドバイスをいただいていました。BtoCの事業を行っている石山さんから、円安や原材料の高騰の影響を見越した設定をするべきといった具体的なアドバイスが送られているシーンが印象的でした。またくわはら整骨院と協力し豆乳の販売も開始し消費者の声を集めている一方で、賞味期限の短さが課題にもなってしまっています。
このディスカッションを通して大豆プロジェクトはまたひとつ進展しました。プロジェクトを進めるにあたり田中恵一郎さんのようにひとりで考え込んでもなかなか解決しない課題に直面することも少なくはありません。OSEKKAIsalonではメンターやメンバー同士でディスカッションを行い、共に課題解決の方法を模索します。ひとつのプロジェクトに対して意見を交換し合う「これぞOSEKKAI salon」と感じられる時間でした。
3団体合同例会
OSEKKAIsalonの後には、東京商工会議所太田支部青年部、ミドルサロン、OSEKKAIsalonの3団体合同会が行われました。この会には総勢約50名が集まる大きな会となりました。
それぞれの団体の設立経緯や関係性
次世代を担う経営リーダーの育成や区内の若手経営者間のネットワーク構築の場として、50歳以下の大田区の経営者や幹部を中心に東京商工会議所太田支部青年部が設立されました。青年部では会社経営や大田区内の課題についての調査やディスカッションも行われています。
その後、青年部を卒業すると同世代の経営者と交流する機会が失われ、50-60代前半の方々の活躍の場が減ってしまう、ということから、東京商工会議所太田支部ミドルサロンが設立されました。ミドルサロンでは、東商太田支部の運営を担う次代をリードする人材の輩出、中堅・若手世代のネットワーク形成や経営者同士の交流を深めることを目的としています。
また東商太田支部青年部の有志メンバーの中から、生まれたのが私たちOSEKKAI salonです。次の未来に繋がる連携や場づくり、協業や創業といった新たなビジネスを作り出すことが、今後の大田区に繋がると考え、東商から一歩踏み出しOSEKKAI salonを発足しました。人や仕事の縁を繋げビジネスを飛躍させること、結びつきを強化し、一つのチームとして機能するビジネスコミュニティの形成を目指しています。
各団体の活動報告
東京商工会議所太田支部青年部、ミドルサロン、OSEKKAIsalonそれぞれの団体の活動報告が行われました。
青年部では2024年度は「人」をテーマとし、青年部メンバーがそれぞれ抱える自社の採用・教育といった人材に関する勉強会・討論会や視察会を行ってきました。人材に関する会員の取り組みの事例紹介を行い、課題解決方法を共有しました。
また資本主義の父と称され東京商工会議所を設立した渋沢栄一について学ぶ「渋沢栄一を巡るバス視察会」といった会も開催されました。
ミドルサロンでは大田区と川崎市で連携し、次世代経営者交流会をPiO PARKで実施しました。この交流会では川崎市長と大田区長の対談や懇親会が行われました。数か月後には川崎市のキングスカイフロントで、視察や交流会を実施しました。このようにミドルサロンでは、大田区の隣の市である川崎市との連携の強化を図る活動が行われました。
OSEKKAIsalonの活動報告では、普段の私たちの活動の様子をご紹介しました。若手経営者とベテラン経営者が「OSEKKAI」レベルのサポートを通して、勉強会やプロジェクトを実施していることを報告しました。また推進しているプロジェクトの一例として、OSEKKAIアワードも受賞した「探究サロンPJ」のご紹介もしました。
忘年会 in HANEDA SKY BREWING
例会が行われた後には、PiO PARKと同じ羽田イノベーションシティ内にあるHANEDA SKY BREWINGで3団体合同の忘年会が行われました。東京商工会議所太田支部会長である深尾さんのご挨拶や、各団体のご挨拶の後、一斉に乾杯!各テーブルでそれぞれの団体のメンバーが入り交じり、ビジネスや活動のお話を通して交流されていました。
また忘年会の途中には、東京商工会議所新年会に向けた動画撮影も行われました。青年部幹事長の舟久保さんの掛け声と共に皆さんでポーズをとりました!